ほぼ単独でパリに行ってきた話 2018.09.22-09.28

かなり久しぶりの更新ですね。

先週、学会発表という名目でパリに出張してきましたので、旅の記録をどこかにまとめて書いてみたかったのでhatenaブログを使ってみることにしました。

一応、出張の大義名分から説明すると、International Society of Music Information Retrieval (ISMIR2018) ていう音楽情報処理についての学会で発表するためにパリに行ってまいりました!

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前置きはこれくらいにして早速行きましょう!

 

初日 9月22日 日本出国

ついこないだ3日用の赤いスーツケースを買ったばかりだったから、どうにかそれを使いたかったけど、7日分はお土産含めたら絶対入らないってことで、古参の大容量のバカでかいスーツケースを今回もお供に。

 

カバンは、最近買ったビジネスカジュアル風のPCも入るリュック。

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結構いっぱい入るんだけど、PCが結構大半を占めてしまう。

PC置いて行きたかった(でも置いて行ってたらたぶん死んでた)

 

出発の日は朝から雨でした。

5時くらいに起床して、今日だけは雨は辞めてくれ〜〜〜と言いながら、

京都の出町柳から関西空港へリムジンバスで移動。

そんで、海外用ポケットWi-Fiとかをレンタルしたり、荷物預けたりしてすんなり搭乗。

 

今回お世話になったのは、エール・フランス航空(フランスのJAL的な大手)。

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飛行機の尾っぽ(?)のデザインが、フランスっぽい感じがしてて非常にどすこいな見た目です。

機内食では、お米の代わりにバゲットが出てきて、「それっぽい」ってなりました(写真はないです)。

 

フライト時間は、驚異の12時間。

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今まで一番遠くに行ったのが、上海空港とかだったので、ガチ長距離フライトは人生初。

高速バスとか苦手だし体バッキバキになるかなと思ってたけど、驚異の9時間睡眠をかましてやりました。

時差は、日本に対して-7時間。これも初めての感覚だったけど、前日の睡眠不足とフライト中の爆睡によって、何かいい感じに体内時計とフランス時間が揃ったみたいでした。

フライト中には、ビートルズ宇多田ヒカルFall Out Boyとか機内設備で聴けるアルバムを聴いてたんですが、どれも2曲目くらいから記憶がなくてなかなかな疲れ。でもFall Out Boyの新譜まあまあダサかったのだけは記憶に

 

体感時間的には4時間くらいでフランス、シャルル・ド・ゴール空港に到着。

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空港もこの拾い画みたいな感じで、非常におしゃれな感じで良かったんですが、諸事情によって行きも帰りも空港の写真撮れませんでした、、、(悲劇の紹介は後ほど)

当日、不運なことに空港に隣接した鉄道駅(南海の関空駅みたいなの)が点検とかいうゴミイベントがあったため、空港で鉄道のチケットを買って、チケットを握りしめながら一旦シャトルバスで移動して、ど田舎の駅から、パリ市内に向かうという謎経路を行かないといけなくて、めちゃくちゃややこしかった。

TOEICの問題とかに出てきたらイライラするやつ。

結構こういう感じで、電車の路線が部分的に止まることが結構あるみたいです。特にそういうことなく電車が常に動き続けてる日本すごいな―ってなりました。

 

トラップに引っかかりつつも、涙目でようやく最寄りの大きめの駅に到着。

意識高めのプラットフォームの広告(パリ北駅)。

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初っ端に迎えてくれたパリの街並み。

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でっかい橋。

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ホテルに到着。

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フロントいい感じ。受付のニコラスもナイスガイだった。

でも問題なのは、ここホテルじゃなくてホステル(実質カプセルホテル)なところで…。

このことが原因でちょっと大変なことなります。

その日はホテル近くのメトロ駅を見に行ったり、近くのピザ屋に入って9.5€のピザが美味すぎて泣きそうになるなどして、あとは寝ました。

チーズは普通なんだけど、トマトの風味とか瑞々しさとかそういうのが日本のピザと全然違いました。

 

2日目 9月23日 第一関門

 

 

結論から申し上げましょう、

 

 

 

 

 

学会初日の往路でiPhoneがスリに遭いました :D

 

 

初日なので早速ホテルから、会場である大学に向かおうとしてたんですが、

ホテルが遠めなので、前日に乗った鉄道駅(パリ北駅)から13分ほどRERという電車に乗って行く必要がありました。

その切符をまず買わなきゃなんですが、パリ北駅の券売機がことごとく、硬貨とクレジットしか受け付けてなくて、札を入れる場所がないです。

財布を見ると十分に硬貨がなくて、しかもクレカもその機械にも通らなかったというトラブルによって、紙幣を受け付けてくれる駅を探す必要が出てきました。

sakaotoko.com

↑これパリに行く予定のある人ちょっと覚えて行った方がいいかもしれないです。まさにフランスの空の玄関であるCDG空港で最初に出会う改札機で紙幣入らないのは極悪!!

 

前日、ホテル周辺を散歩してて、偶然、札を入れる場所のある駅があったので、そこに引き返そうとしたときに、悲劇は起こりました。

 

周りには完全に人気がなくて、かなりイライラしながらスマホ操作しながら早歩きしてたら、

いきなり横から外国人男性が現れ、後ろにはもう一人男性が歩いている。

横の外人が、フランス語でわけのわからないことを質問してきます。

「いやあんたの言うてること全然わからへんわ」と返し続けてたら、

後ろからもうひとりがスマホを奪いながらタックル。

 

あとは、奪った人が全力で逃げて、あ〜あ〜あ〜という感じです。

野生の何かに襲われたような感覚だった。

のちほど海外旅行で盗難に遭った他のブログで見ると、道徳的な意味じゃなくて、あれらはもはや人じゃなく、人の皮を被った野生生物な気さえしてくるという表現がよく分かるような気がした。

 

こういうケースは、一人が話しかけてきた時点で逃げるのが正解です。

後ろに人が立ってる時点で、そんな気はしてたけど。意味のわからない言語に気が逸れていたので、そこで逃げるという行動には至れなかった。

これが、カバン目当ての人たちだったらかなり死亡してた。

 

あっけに取られている間に、見えなくなる犯行グループ。

とはいえ、スマホバックアップ取ってるし、保険効くし、追いかけようとも思わず。

なのでスマホ盗られてショックというよりも、やっぱり一人で海外渡航無理かなーってなってしまった。

 

一時的に通信手段を失ってしまったため、ホテルに帰ろうかとしたけど、なんとなく警察署の場所が昨日確認できていたので、そのまま警察署に直行。

パリ警察の態度が犯行グループ並に悪かったけど、被害証明書が帰国後に申請するために必要なので、そこはなんとか。

事情聴取してくれた私服来てるTシャツのおっちゃんはいい人だった。

 

無事、被害証明書をゲットして唯一Wi-Fiに繋げられるホテルに籠城。

スマホを盗難にあった後の処理(電話のモバイル通信解除・データ遠隔消去)みたいなのをPCからせっせと作業。

辛うじてMacBookは持って行ってたので情報系の学生で非常によかった。

 

ここで頭を抱えないといけないことが一つあって、

 

 

それは明日が自分の発表日であること...。

 

 

 

 

 

発表用のスライドを学会に送る締切が12時なのでとりあえずホテルに籠城して最終確認してスライドを送付。

こちらは、もはや学会もへったくれもないような気分。

 

とりあえず学会の聴講には行かないといけないよなと思ったので、午後から聴講に参加(といいつつほぼ盗難関係の事務処理をしてた)。

ここらへんでようやく気づいたんだけど、iPhoneがないとせっかく観光とか行っても写真を一切残せない悲しみに気づいた。

同時に、スマートフォンを海外で貸し出してる業者を発見して、秒速でそちらを予約。

www.akiraca.com

フランスには、こういうサービスがあるので、かなりおすすめ。

皮肉なことに、イモトのWi-Fiを借りた意味がここでほぼなくなった。

 

そしてそして、その日は、学会初日ということでレセプションパーティがあるので、

学会会場→レンタルスマホ業者オフィス→レセプション会場という経路で行くことにした。

 

その間に通ったリヴォリ通りってところが、

 サンポール・サンルイ教会 → バスティーユ広場

が見れる通りで、初めて観光っぽい気分になりました。なお写真無し…。

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肝心のスマホレンタル業者、これが業者に知らされたオフィスの住所なんですが、扉がガッツリ閉まってて、

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日曜日ってこともあって、休日?(今日分からレンタル代金払ってるのに)

...それとも住所がガセ?

...もしかして詐欺会社?

二次被害の予感。

 

でも、帰宅後PCに届いた業者からメールを確かめてみてわかったことですが、

このドアの横にある数字の書いてあるセキュリティみたいなとこに、メールで送られたPINコードを押して入っていったらよかったみたいでした。

そんなのわかるかー??絶対に閉まってるかと思ってた。

日本とのカルチャーショックを感じた。

 

レセプションパテーは、Balajoっていう1920年代くらいからやっているかなり古風なディスコ的なところで。

www.google.co.jp

f:id:lune_orange:20181001014121p:plain(拾い画)

場所の雰囲気が半端なくてぜひ写真に納めたかった(しかしまだスマホはない)。

あとは、適当によそったピラフとチャーハンの中間みたいな飯と、適当に取ったマカロンが引くほど美味しかった。

パリは、一貫して何気なく置いてあるものが普通に激ウマだったりしました。

外人の学会出席者の3人くらいと適当に話して、2時間くらいで退避。明日は発表なので...。

ちなみにパリの終電は、3:30というとんでもない時間なので、

片道2時間通いの人()とかでも2次会とかまでも行けちゃうかもしれん。

 

3日目 9月24日 本題

普通に学会発表しただけなのでさっと流します^^

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発表は、まあこんな感じのポスターをつくって発表してた感じですね。

本来の目的ではありますが、全然精神はそれどころじゃなかった。

スマホは件の業者で朝にゲットできました。Androidの使い方に慣れるのに必死。

 

発表後は、何もかもから解放されたような気がして、

今回は絶対にいないと思っていた関東の他大の日本人の同期の学生の人と、エッフェル塔&ごはんに行くことにしました。

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快晴!ちなみにこれ夜19時くらいです。パリは日本の夏場を思い出すほど日が長かった。

そしてかなり並んでエレベータで2階へ。

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夕焼けがめちゃくちゃ綺麗だったけど、ぼやけてback numberのジャケ写みたいな写真が撮れました。

またまた並んで最上階に、昇ってる間に夜に。

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遠写がまったくだめだAndroid...。

高さは東京タワーに劣るくらいなんだけど、夜景はかなり素晴らしかった。スカイツリーより良かった。

登るための値段も学生だと安めで良き。

ご飯も美味しかった。

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これにワンドリンクとデザート2つで、2人で合計8000円強くらいで割とビビった。。

とはいえ、2日目にして大本命の場所に行けたのでだいぶ満足。

これは最終日の丸一日の観光の日が楽しみだなーーという感じで眠りにつく。

 

4日目 9月25日 第二関門

スマホ問題もなんとかレンタルすることで一件落着(?)

発表もお粗末なところもありつつも終了(?)

あとは、ほどほどに聴講して、パリを楽しむのみ!!!

 

 

 

...と思ってたんですが悲報です。

 

 

 

実はスリ騒動のさなか、2日目の夜くらいから喉が痛え!!!

発表も喉を気遣いながらだった。

さらに昨日のエッフェル塔は、かなり寒くて体に大ダメージを食らわせてしまった可能性が大。

自業自得。

 

そもそも風邪になった原因を考えてみる...。

初日に宿泊してるとこがホテルじゃなくて実質カプセルホテル形式だって話をしましたが、

同居者のうち、わりかしずっと連泊してる外人が咳き込んでいたのを思い出したのです(ちなみに最後の方では同室の半数が咳き込んでました)。

さらに、ドライヤーがどこにも付いていなくてタオルで無理やり乾かしたり、プラス勝手に部屋の窓を開ける人がいたりなど、風邪の根源とそれをサポートするような要因が揃いまくっていたのでした(死)

 

本当は、Acropole hotelというとてもいい感じのホテルを取ってたんですが、そのホテルが載ってたリンクと学会にリコメンドされてるホテルの名前だけ見て鵜呑みにしてしまって、ベルネという全く別のフランスの都市の同系列のホテルを取ってるのに日本出国2日前に気づいたんですよね(死亡)

(後日このホステルに泊まったことがアカンすぎて、担当教員がラボに「"""""早めに"""""リーズナブルな値段のちゃんとしたホテルを取るように」という御達しのメーリスが送信されました。)

 

とはいえ聴講には行きたかったので、学会には午後から遅刻して向かうことにした。

そこで昨日エッフェル塔に一緒に行った同期から葛根湯をもらって服用。(これがのちのち結構効いたので彼に感謝して止まない)

それでも病状は悪くなるばかりなので、海外保険を使ってパリの病院に行くことを決意。

しかも日本人医師がいるらしいというので不幸中の幸い。

Uberというバリ有能タクシー配車アプリを使って、病院に移動。

(日本でも使えるようになったらいいのにUber)

 

んで薬を薬局でもらってホテルに帰宅。

交通費も薬も、もっというとスリも海外保険から保険金が支払われるみたいです。

海外保険バンザイ。みんな海外行く時は絶対保険かけようね。

【公式】海外旅行保険・留学保険《t@bihoたびほ》

 

とはいえ残念なことに今日の学会は途中退席。ホテルで安静にということに。

 

そして...

 

5日目 9月26日 療養

もうほぼ、コウメ太夫のチクショー1週間みたいな感じになってますが、まだパリ旅は続くっぽいです。

www.youtube.com

 

この日は、指導教員の指示によって全休にして、ホテルにて療養。

幸い日中はそんなに人はいないので、共有空間を独り占めできます。

 

パリのホテルで、進撃とヒロアカのアニメ最新話(最高)を観てた。

何してるんだろう感が半端じゃなかった。

食事時になったら、コンビニで野菜サラダを買って、ホテルのロビーで、ボリボリ食らう一日。これはやばい。一周回ってわらけてくる。

明日は、学会自体はついに閉会で、午後からはどちらにしてもなにもないので、観光に行く予定だった。明日は果たして動けるんだろうか。。

 

6日目 9月27日 復活

1回分の葛根湯と処方された薬で、なんとか薬を飲みながらなら咳を出さずに行動できるくらいにまではなった。

復活できたってことで10時から観光に出かけることにしました、体調悪くなったらすぐ帰るって条件で。

結局夜22時まで出歩いてた。

安静にする案もあったのですが、せっかくParisまで来たのでここは譲れないでしょう!💢

 

こっからはようやくこの記事のメインとなる観光の記録です。トラブル多くて本題が霞んでくる。

 

まずは、前日に咳き込みながら計画した本日の行程!

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1. ギャラリー・ラファイエット(ヨーロッパ最大規模の百貨店)

2. 凱旋門

3. シャンゼリゼ通り(ショッピングしながら)

4. コンコルド広場(休憩)

5. ルーブル美術館

6. 夕飯(フランス料理食べたい)

7. ノートルダム大聖堂

という盛りだくさんすぎる行程を決行しました。

実際は、凱旋門くらいから体力が残り10%くらいになってた。

 

はい、行きましょう。

まずはホテルから地下鉄でギャラリー・ラファイエットへ。

その道中。

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かなり衝撃的なことに、電車にスピーカーとマイクを持った男性が乱入。

軽く自己紹介した後に、フランスのムーディな歌謡曲のカラオケを歌い始める。

スピーカーの上にある紙コップはチップ入れ。

 

自由すぎ!!!!

 

たぶん駅前の路上ライブ的な感覚なんだろね。よくあることなんでしょうか。

 

そして到着したギャラリー・ラファイエット

喉が痛かったのでマフラーでも買うくらいしか考えてなかったのですが、訪ねてみてびっくり。

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これ本当にデパートなのかっていう内装。

前知識がなかったのもあってこれは圧巻でした。

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渡り廊下にあったペットボトルを使ったアート。

荒れてるときの下宿みたいになってるけど、これはどういう芸術?

 

そして来た目的でもあるマフラー購入。

らふろーれんとかふれっどぺりーとかひゅーごぼすとかあったけど、高いのでフランスでしか買えないものということでギャラリー・ラファイエットのマフラーを購入。

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全然高価なものじゃないですが今冬に活躍してもらいましょう。

あと、店をぐるぐる回ったけど、いくつかお土産を買って、残りは目の保養にしたくらいでした。

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紙袋もおしゃれなんですよね、ちょっと多めにもらっちゃいました。

 

次は、地下鉄で凱旋門に移動(13時頃)

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この日は、とにかく天気が良かった。23℃はあった気がするから病み上がりには最適。

凱旋門の周りは、ロータリーになってて、横断歩道もない。

地下に潜って、地下から凱旋門のある地上に出るというトリッキーな仕組みだった。

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混雑を回避できるというパリ・ミュージアムパス(48€)を購入して凱旋門のある地上に浮上。

全部観察できないくらいディテイルが細かい作りになってて面白い。

 

でもこれどうやって登るんだと思ったら、

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門の片方の足の中にある螺旋状の階段を鬼ほど昇っていくっぽいです(画質悪)

オトナ帝国の逆襲並に階段昇りました。

なんだかんだあって門のてっぺんへ。

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エッフェル塔が見えてる。

凱旋門を中心に道が何本も放射線状に伸びているから、何種類もの景色が楽しめます。

夜は夜で楽しめそうだなあ。

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これは、凱旋門の中間の階にあったお店にあったお土産。

エッフェル塔モチーフのゴルフグッズ。

その発想はなかった。買いませんでした。

 

そして、凱旋門から伸びる通りの一つ、シャンゼリゼ通りへ。

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あまりにも予習しなさすぎて、全部歩行者天国みたいになった商店街的なイメージだったので道の広さにひとまず驚きました。

何か面白い店一つでも寄れたらいいな。

早速目に入ったのはこの建物。

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public is drugstore...ドラッグストアらしいです。カフェ併設の。

おしゃれにも程がある。

ここで日本のドラッグストアの店構えと比べてみましょう。

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...はい。

でもたぶん大特価と店員のテンションの高さではこちらに軍配。

 

次に目に入ったのはこれ。

 

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注目すべきとこは地面で

これは、地下鉄の空気が結構な勢いで吹き上がってくる、

かの有名なマリリンモンローのスカートがめくれ上がるやつですね。

 

他は、パリ・ファッション・ウィークの準備をする変な形のクレーン。

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もうここらへんは、長距離の歩行に完全に疲れて100mごとに休憩してました。

病み上がりには嬉しいことに、シャンゼリゼ通りはそこらへんにベンチあって最高。

 

そしてここらへんがコンコルド広場。

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ここからチェルリー庭園というバカでかい公園のようなところをそのまま直進する。

ここでも体力の限界のため100mごとにベンチに座り込む始末。

 

ベンチその①(公園は芸術的な建物で囲まれています)

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ベンチその②(大きな池)

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ベンチその③

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観光に90くらい割いているのでお腹がペコペコ。

どこかにカフェに入ってもよかったのですが、

良さげのがなかったのでここで、尻出してる銅像の目の前で療養中に買ったサンドウィッチを食らう。

 

そこから暫く歩いて、ついにルーブル美術館に到着。

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まったく予習できてないけど、目の前のピラミッドが有名みたいで、この中から入るみたいです。

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ここの前でもチケットのダフ屋みたいなのが居て、秒速で退避。

この国だと下手したら財布まで盗まれそうだ(人間不信)

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内装と天井。吹き抜けてる感じと、鉄骨の感じがこの国は好きなのだろうか。

 

ここらへんで2つほど悲報が発生。

1つは、ルーブル美術館の営業時間が18時までで現在が17時。

...有名ドコロを1時間で見て回るエキストリームスポーツを余儀なくされてしまいました。

しかもルーブル美術館は迷子になるくらい広いと有名。

ちゃんと全部見るには2日かかるとか。

物凄いもったいない気分がしましたが、後に引けないです。

 

もう1つの悲報は、ノートルダム大聖堂が18:45には閉まるということ。

ライトアップされるらしいから、夜も行けるやローーーと高をくくっていたのがミスです。

これはもう明日行くしかないなと息巻きました。

 

そして、ルーブル美術館に突入。スマホアプリのルーブル美術館MAPというのをダウンロードして、最適コースで有名ドコロを回ります。悔しいけど。

 

まずは、古代彫刻のフロアにあった、

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ミロのビーナス。あまり撮られていない背後から撮りました。半ケツなんですね。

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次は、サモトラケのニケ。何枚か撮ったのに尽く画質悪くて今ショックに浸ってる。

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次は、モナリザのある部屋。これどうやって組み立てたんだ…。

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そしていよいよモナリザ。想像以上の小ささ。

見る向きによって微笑みが変わるらしいですけど、あんまりよくわからなかったです。

人の顔覚えるの苦手なので...

 

あと見たことあるようなやつだとこれ。

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「それな」(内輪ネタ)

 

 

全体的に平日+閉館直前なので人が少なくて非常に回りやすかったです。

ただ17時30分くらいから放送で帰れコールが鳴り始めて、どんどんいろんなゲートが閉まっていくので、しぶしぶ退散です。

いくつか友達にお土産を選んで、さらばルーブル美術館

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可能なら明日にも来たいと思いました、パリミュージアムパスがあるんで。

 

電車を使って何回か通過してたはずなんですが、初めて訪れたセーヌ川

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結構好きな雰囲気。もう少しここでゆっくりしたかった。

 

そこからは、ちょっとお土産を探そうと調べておいたチョコレートのお店を訪問チャレンジ。HPはもうゼロ。

ヒューゴ・ヴィクトールっていう箱に入った宝石みたいなチョコレートを持って帰りたかったのに、19時閉店直後に到着してしまって、突き返されてしまった。店員の態度悪かった

hugovictor.jp

日本や通販でも買えるらしいから気を落とさずに。

あとは薬局でもこちら側の岸でいくつかお土産を収集。

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写真では伝わらないけど、結構大きな犬がいた。現場からは以上です。

 

そしてそろそろ夕食にしないと餓死してしまいます。

学会最大の打ち上げといえるバンケットにも行けず、昨日はコンビニサラダを食べ、

今日の昼は公園でサンドウィッチを食べてしまい、

しかもパリでの最後の晩餐となるため、良いご飯を食べたい気持ちしかない。

 

でも観光に90くらい割いているため予約してる店は無し。

google mapでフランス料理と調べて出てきた店を回っていく。

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平均してアラカルト一品が40€くらいするようなちょい高めの店がちょいちょいある中、

空腹との闘いも限界を迎えているため、セーヌ河左岸にあるお店に意を決して突入。

f:id:lune_orange:20180927220319j:plain(画質...)

Les Bouquinistes - Restaurant

www.google.co.jp

サラダとメインディッシュとデザートで44€くらいと言われて、まあいいやということで適当にそれっぽいやつを選んで待機。

このとき、財布にお金は4.5€くらいしかなく、クレジットカードが使えなかったら完全に詰むので、全然落ち着けなかった。

今日も1回お土産屋さん1箇所でVISAカード使えなかったし、10%くらいの確率で死ぬなとまあまあ覚悟してました。

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結構一人では緊張する感じのテーブルの雰囲気。エビアンを飲みながら待機。

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テーブルの目の前の壁には、結構エキセントリックなアートが。

ちょいちょい漢字が書いてある中、一番のお気に入りは「革命性」。

「平衡」もかっこいいと思ったんだろな。

 

「畢竟」とか書き足したかった。

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前菜のサラダが来ました。普通に美味しいやつ。

でも、パリに来て薄々気づいてたんだけど、フランス料理サラダ多ない???????

これだけでお腹いっぱいになるレベル。

前菜=appetizer(食欲をそそらせるもの)は前菜らしく、食欲を高めるくらいで留めて欲しい。

 

腹が7割くらいになったところで、メインディッシュ(肉)です。

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肉美味しかった。豆多かった。久しぶりに良質なタンパク質を補給した感じした。

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デザート。いちごの下に甘いお粥(?)があって、ちょっと苦手だった。

「これはお米じゃなくて、グラノーラ的な穀物だ!」と言い聞かせながら完食。

いちごの奥にある梅干しみたいな色の奴はアイスで、これは激ウマでした。

いちごの左はイチジク。生まれて初めて食べた。

 

とりあえずお腹いっぱいです。クレカも無事使えてよかったです。

伝票見ると、瓶に入ったエビアンが7.5€(約1000円)してて、キーーーーーーーって言いました。

仕方ないことなので、セーヌ川左岸を東に移動。夜なので非常に雰囲気が良い。

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シテ島に移動して、夜のノートルダム大聖堂を目指します。閉館してるけど。

 

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もう見えてますね。

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到着。もう体はへとへとですがやっぱりこれは来てよかったと思いました。

そこらへんのベンチに座って、暫くボーっとしてました。

目の前では路上ライブをする青年がいて、雰囲気がすごい。

ノートルダム大聖堂を前に路上ライブとかしてみたいなと思いました。

同時に、色々なトラブルとか今日一日のことや、最近のことを思い出してちょっとうるっとしましたね。

 

明日も朝来て中に入ろうと思いました。

その日は、23時くらいに帰宅。およそ12時間に及ぶ長いおでかけが終わりました。

体調もぶり返すことなくよかった。

 

最終日 9月28日 帰国

ついにパリ最後の朝が来ていました。

今日は、ノートルダム大聖堂に行って余裕があったらルーブルの続きと、チョコ買いに行きたい。

8時くらいにホテルをチェックアウトして、セーヌ川の近くまで地下鉄で移動。

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まず朝焼けがすげえよ...朝からクライマックスみたいな感じです。

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昨日のライトアップされた大聖堂もよかったけど、朝も趣あります。

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普通に宗教施設として祈りを捧げるために使われてるっぽいので、信者が居たりしました。無事に帰国できるようになど祈ってきました。

建築物として見るべきところがあまりにもありすぎて全然飽きない。

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ステンドグラスの数々。昨日のルーブル美術館とはまた違う感じです。

塔に昨日のミュージアムパスで登れるっぽいのですが、

12:00には空港に着いてないといけなくて、ピガール駅というところの楽器屋も見に行きたかったので、泣く泣く大聖堂とはお別れしました。ルーブル再訪も断念

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さらばセーヌ川、あんたはいいやつだったよ。

そして、レンタルスマホの業者がシャトレー駅の近くなので、時間の都合上スマホともここでおさらばです。

したがって、この後見たピガールの写真も空港の写真も皆無です。悲しみ。

割と帰れるかどうか警戒してたわりには12:00ギリギリに電車で空港に到着。

日本では台風24号も来てて心配でしたが、無事に飛行機は飛びました。

 

帰りの飛行機は、行きに何も見なかった反動か4本邦画見てしまいました。

不能犯」「予兆〜散歩する侵略者」「火花」「いぬやしき

イケメンがサイコパス役する映画多めでした。

松坂桃李東出昌大の顔をようやく覚えました。夏帆さんけっこう好きになりました。

 

 

写真が最後の方なくて、尻切れトンボのような感じですが、これでパリ出張はおしまいです。

自宅に帰ってからはとにかく寝ました。

次の日はスマホないと生きていけないので、auショップ行ってiphone Xs買いました。

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盗まれたiphone 6の倍の定価するんだけど...

iphone 8との二択で、8のホームボタン(感圧式)が使いづらかったので思い切ってXsに。

そして今日は、ひたすら保険金請求の書類の準備してました。虚しい。

あとは、学会の報告書類もあるのでしばらく色んな意味でパリ旅の余韻でしょう。

ちなみに、時差ボケはまだ直ってません。

 

でもすっかり感覚は日常に戻ってます。

研究室にも行ったし、内定式は中止になったけど色々現実的な書類が届いてます。

学生生活が残り半年になってしまったので、音楽とか遊ぶこととか、必要最低限の研究とか、とにかく後悔ないようにやりたいですね。。

先輩・同期の多くが就職しちゃって、学生の友達が極めて少ないので学生のうちに遊べる人ぜひ遊びたいどす。

 

 

 

アホほど長文だったけど、最後まで読んでくれた人ありがとうございました!